ごあいさつ
富山の豊かな土地と海と澄み切った空気。
そこで収穫された味わいのある素材。
そんな私の大好きなものと環境に囲まれて味噌や醤油を育てることが出来るのは本当に幸せです。
私たちの仕事は、麹菌、酵母、乳酸菌などの微生物の力を借りて、微生物が快適に活動できるように環境を整えること(雑菌が入り込まないように清潔を保つことや、旺盛に活動をしてもらうこと)が大切だと考えます。
近頃はモノと接しているのではなく、生き物を育てている感覚になってきて楽しく感じます。
これからもより良い商品をお届けできるように励んでまいります。
角 康平
マスイチ醸造 社名の由来
「代表者が角さんなのにどうしてマスイチっていうの?」
お客様によく訊かれます。もし興味がありましたら読んでいただけると嬉しいです。
創業者は角竹次郎です。当時の社名は角醤油でした。「マスイチ」という社名は二代目の角範行と兄弟の四兄弟でつけたものです。
四兄弟は近場を手売りするだけでなく商売を広げたいと考え、醤油に愛称をつけて自分たちの想いを乗せることにしました。
角が四人集まって、四つ角の升(〼マス)の形になります。「四兄弟で力を一つに合わせて頑張ろう!」という想いで、まずは「マスイチ醤油」という商品名が生まれました。(当時、升は米や豆や酒や醤油などの計量に使わていて身近なものでした。)
その商品名が浸透してくると「角醤油」よりも「マスイチさん」と呼ばれることが多くなり、社名もマスイチに統一することになりました。
そして、後ろに「醸造」…醸し造ることで世の中のお役に立つ会社になろう!ということで、現在の「マスイチ醸造」となりました。
このように歴史を知ると、私も知らない当時の醤油作りはどんなだったんだろう?と想像します。
製造の機械はほとんどなかったでしょう。仕込み水ひとつとっても、ステンレス製ポンプなどなかったでしょうから木桶を担いで2階まで上げ何人もの人が何度も往復して3000リットルの杉樽を一杯にしていたのでしょう。
そして、景気の良い時もあれば悪い時もあり、様々な困難を乗り越えで今日に受け継がれていると思うと、目の前の問題は小さい物のように感じます。
これからも、世の中のお役に立てるように進化しつつマスイチ醸造を守っていきたいと思います。
周辺地図
マスイチ醸造株式会社(直売所)
- 所在地
- 〒939-0567 富山県富山市水橋北馬場121
- 電話
- 076-478-0153
- FAX
- 076-478-5879
- メール
- kura@masuichi.co.jp
アクセス
お車の場合
駐車場5台
※国道8号線「北馬場」交差点を北へ。曲がってすぐ一つ目の角を左折。右手に看板が見えてきます。
※高速でお越しの方。立山インターチェンジから4.5km。
電車の場合
富山地方鉄道線「越中舟橋駅」北口を出て、通りを北へ。小さな橋を渡り一つ目の角を左折。高架下をくぐってすぐの角を右折。つきあたりを左折。すぐに右折。左手に看板が見えてきます。
※徒歩30分ほど。
NEWS

2015.3月号
Tact「地元の味・再発見、富山の醤油・味噌」
2015[保存版]
富山ロケーションガイド 「the guide of locations」

2012.1月号
FAVO「もう迷わない!富山のてみやげ」
2011.12.20
日刊工業新聞
2011.12.11
北陸中日新聞
2011.11.26
北日本新聞
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